てまり便り

春のお散歩の一コマ。

　　

Ｋさんの見学の日のことを今でもよく覚えている。

私は、こういうところ必要ないのよ～

案内する相談員とよーくお話はするのだが、

結論「こういう所は必要ない」、というところに落ち着く。というか。

付き添われているご家族に促され、「そ～ぉ？」と言いながら

いろいろお話を盛り上がった上で

結論「こういう所は必要ない」。


そんなＫさんの体験利用がスムーズに過ごせて

週1回の利用が何の問題もなく継続出来て

驚いていた。


先日も、持参する帳面を忘れてしまい、

（別紙で1枚記録は渡したが恐らく紛失してしまったのだろう）

1回分の記録がない帳面を手に

「私、何かしましたか？

週に1度お迎えに来て頂いたと思うんですけど

急に来なくなってしまったんです」と電話がかかってきた。

先週も来られてますし、明日も迎えに行きますよとお伝えすると

安堵の声。


担当のケアマネジャーさんからも

驚きの報告！と電話が入った。

定期訪問時、

てまりで作ったお雛様、と見せてくれたというのだ。

彼女の口からさらりと「てまり」という言葉が出たのが

衝撃だったらしい。

その報告を受けて私も衝撃だった。（笑）


デイサービスという勝手なイメージがどうしてもあると思う。


でも、ここ最近、

デイサービスも色んな種類があるし、

その所々で雰囲気や特徴が全く異なる。

てまりの雰囲気、心地よさを体感して

デイサービスに通う、というより

てまりで週1日過ごすというような

そんな感じで気張らずに利用してもらえたらいいな、

そしてゆっくりと習慣化していく。

おまけに、

楽しんで頂けたら嬉しいな、という感じで思っている。

Ｋさんのように。

　散歩に行きました。

　早咲きの桜が咲いていて

　手を伸ばしてみる動作も・・・。

　　　　　

　外に出ると、

　言葉数が多くなる、

　「あ！つくしだ！」

　「綺麗な花だねぇ」

　「鳥がいるよ！」

　表情も良くなる、

　誰かが、お手～て、つ～ないでと『靴が鳴る』を歌い始めると

　隣の方も一緒に口ずさむ。

　後ろから、男性利用者がハハッと笑いました。

　子供っぽいと笑っているのかな？と思ったら

　嬉しそうに一緒に歌い始めました。

　

　そう言えば以前、

　私の祖母は、デイサービスを「幼稚園みたい」、と言っていたこともあったけど

　靴が鳴るは大好きでよく歌っていました。

　

　お年寄りが並んで靴が鳴るを唄う場面を

　幼稚園のおゆうぎみたい、と馬鹿にすることがあるけれど、

　私の目の前で繰り広げられた風景は

　馬鹿にしている！という感じではなく、

　とても自然で、みんな楽しそうで

　良い雰囲気の散歩風景でした。

　毎年、まだかな～、まだかな～と思っている河津桜ですが

　今年は、様子を見に行った時には「満開？！」な雰囲気でした。

　今年も綺麗な姿をありがとう🌸

　　　

　自然と皆様の表情もほぐれます🌸🌸🌸

　いつもの体操をした後、

　今日はみんなで指の体操！とお雛様作り。

　悪戦苦闘しながら完成～♪